新版実用視聴華語の1冊目、vol.1第一課の本文について解説します。
教科書は、各課共に以下の流れで書かれています。
- 本文
- 単語
- 文法
- 練習問題
実際の授業の流れと学習の進め方のコツは、こちらに書いています。
新版実用視聴華語vol.1第一課の本文について
第一課の本文は、初めて会った相手に名前を聞くという内容です。
本文と日本語訳について解説します。
本文①
您貴姓
あなたのお名前は?
李先生:先生,您貴姓?
李さん:先生(先生は男性を呼ぶ際に使う言葉)、あなたのお名前は?
王先生:我姓王,您貴姓?
王さん:私の名前は王です、あなたのお名前は?
李先生:我姓李,叫大衛。
李さん:私の名前は李です。下の名前は大衛です。
王先生:李先生,您好。
王さん:李さん、こんにちは。
李先生:您好。您是美國人嗎?
李さん:こんにちは、あなたはアメリカ人ですか?
王先生:不是,英國人。
王さん:いいえ、イギリス人です。
中国語の名前の呼び方で日本人が少し混乱するのは、中国語の「姓」が日本語の「名字」を、「名字」が日本語でいう「下の名前」を意味する所だと思います。
中国語と日本語は大体、同じ漢字なら同じ意味を持っています。
日本人が中国語学習が有利な点がここにありますね。
中国語学習を始めたばかりの頃、聞くのも話すのも全くイケてないのに、読む力が突出して優れているから驚かれたこともあります。
実際は、文章の中の日本語と同じ漢字を日本語として理解しただけでした…。
しかし、稀に今回の様に意味が異なる言葉が有るので注意してください。
中国語→日本語
名字→名字(姓)ではなく、下の名前
新聞→新聞紙ではなく、ニュースそのもの。
新聞紙は中国語で報紙。
本→本ではなく、本を数える量詞(日本語で言う「冊」)
本は中国語で書。
1冊の本は、中国語で一本書。
日本語の漢字の知識が有るだけに、かえって混乱してしまいますね。
本文②
李愛美:你好。
李愛美:こんにちは。
王珍妮:你好。
王珍妮:こんにちは。
李愛美:我叫李曖昧。你叫什麽名字?
李愛美:私は李曖昧です。あなたのお名前は?
王珍妮:我叫王珍妮。
王珍妮:私は王珍妮です。
李愛美:珍妮,你是哪國人?
李愛美:珍妮,あなたはどこの国の人ですか?
王珍妮:我是美國人,你呢?
王珍妮:私はアメリカ人です、あなたは?
李愛美:我是臺灣人。
李愛美:私は台湾人です。
ここで使われている「叫」は「私の名前は~です」という意味ですが、下の名前、あるいはフルネームの時に使えます。
名字を伝える時には「姓(我姓~)」を使いましょう。
まとめ
第一課の本文は、初対面の相手に名前やどこの国の人かを説明して、相手の名前や何人かを聞く内容です。
自分が使う場合は、以下の様に自分の名前や国名を当てはめて使いましょう!
我 姓 鈴木。
私(の名字)は鈴木です。
我 叫 一郎。
私(の下の名前)は一郎です。
我 叫 鈴木一郎。
私は鈴木一郎です。
我 是 日本人。
私は日本人です。
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