【中国語映画】金城武主演「恋するシェフの最強レシピ」のあらすじと感想

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今回は、2017年に公開された映画「恋するシェフの最強レシピ(原題「This Is Not What I Expected」)」のあらすじと感想です。

恋愛映画はあまり見ないのですが、日本でもお馴染みの金城武が主演で、EXILEのAKIRAと結婚をした林志玲(リン・チーリン)も友情出演していると聞き興味がわきました。

あとは、コロナの影響でこの2ヶ月外食ができていないからか、プレビューの食事シーンがすごく美味しそうで(笑)

金城武とリン・チーリンの二人が出演と聞くと、三国志を題材にした映画「レッドクリフ」を思い出しますね。

二部作の映画でしたが、どちらも劇場に見に行きました。

今回紹介する「恋するシェフの最強レシピ」。

数百人の戦闘シーンみたいな迫力満点のシーンはありませんが、ラブコメのお手本のような映画です。

年齢も立場もかけ離れた二人の男女が互いを意識し認め合っていく様子が、料理というテーマを軸にコミカルに描かれています。

後で詳しく書きますが、正直少し見る人を選ぶかなと思うところもあります。

ただ、個人的には見てよかったと思える内容でした。

珍しい、ちょっと怖いリン・チーリンが見られますよ…。

もくじ

「恋するシェフの最強レシピ」のあらすじ

以下は公式サイトから

あらすじ

上海で名門ホテルの買収に成功した実業家のルー・ジン(金城 武)は、ビジネスにも食事にも常にパーフェクトを求める高慢な男だ。

世界の味を知り尽くした“絶対味覚”を持つ彼にとって、このホテルの有名料理長が提供するメニューはどれも特別に感動できるものではなかった。

けれども唯一、自由な発想で斬新なレシピを編みだす見習いシェフのションナン(チョウ・ドンユイ)だけがジンの舌を満足させることに成功する。

互いに顔をあわせることなく、ジンがテーマを決めて料理をオーダーすると、ションナンもプライドをかけて完璧な逸品を次々と編み出していく。

その“対決”がヒートアップすればするほど彼女に会ってみたいと思い始めるジン。

まるで、料理対決をするグルメ漫画みたいなあらすじですね(笑)

実際はルーとションナンの二人を軸に、あくまで料理ではなく”人”がメインで話が進んでいきます。

「恋するシェフの最強レシピ」の感想

個人的には80点くらいという感想です。

絶賛とまでは言いませんが、主役二人のやりとりは嫌味がなくて素直に楽しめるし、金城武が演じるルーの家族がらみのエピソードなど、いくつかグッとくるシーンもありました。

ありがちな最悪の出会いから、徐々に二人の互いへの見方が変わっていく様子も非常にテンポ良く進むので飽きません。

ストーリーのかなめになっているだけあり、調理のシーンは演出も凝っていて、出てくる料理が本当に美味しそう!

見ているだけで美味しいもの食べにいきたくなります…。

冒頭でも書いた通り人を選ぶ映画だと感じる部分もあります。

この映画を受け入れられるかどうかで一番の問題が、チョウ・ドンユイ演じるもう一人の主役、シェフのションナンだと思います。

情緒不安定にも映る心の振れ幅の大きさと、キャラを立てるための序盤の突飛な行動の数々。

中華圏のドラマだと結構よくある演出なので、見慣れている人は見慣れていると思いますが、合わない人もいるだろうなと感じました。

クチコミやレビューを見ても、彼女の存在が無理で途中離脱したり映画の評価を下げている人が結構いました。

特に今回は、相手役の金城武が年上のやり手ビジネスマン役、終盤に出てくるリン・チーリンもしっかりした大人の女性という位置付けの役で出てきます。

そのため、メインヒロインである彼女の言動の稚拙さが悪目立ちしています。

ただ、そこさえ気にならなければチョウ・ドンユイが演じるションナンはとても活発で自分の心に正直に生き、コロコロ表情が変わるじゅうぶんに可愛らしくて魅力あるヒロインです。

金城武が演じるルーとションナンの年齢や立場を超えた絶妙な掛け合いはコミカルでもあり、ラブストーリーなのにラブシーンがなく、けれど二人の関係が変化していくのがはっきりとわかる不思議な映画です。

個人的に印象に残ったのが、一向にストーリーに出てこないリン・チーリン。

終盤に登場して、ルーとションナンの関係に大きな変化を起こすきっかけとなるキーパーソンです。

画面に現れた瞬間に「あ、やっぱり金城武とリン・チーリンのラブストーリーの方が見たいわ」って思ってしまったほどの圧倒的な存在感。

年下のションナン目線で描かれているからか、大人の女の怖さのような雰囲気を醸し出しています。

ここはぜひ作品の中で見てほしいです、いやリン・チーリン凄い。

逆に、ちょっとここは…と思ったのは、ルーとションナンの距離が決定的に縮まるシーンを作中でも特別なくらいコミカルな演出の中で見せたこと。

大切なシーンなので、できればもう少し真面目な見せ方でやって欲しかったなぁと。

まとめ

「恋するシェフの最強レシピ」は上映時間も1時間46分と、夜寝る前にサクッと見られる長さ。

ドラマみたいに何時間も拘束されずに、一つのラブストーリーをエンディングまで一気に見ることができます。

最近恋愛映画見てないなとか、肩の力を抜いて見られる中国語の映画はないかなという方にはおすすめです!

海外の映画だと、知らない役者ばかりでいまいち楽しめないなんてこともありますが、この映画は主演が金城武で日本でも知名度のあるリン・チーリンも出演しているので物語に入り込みやすいのではないでしょうか。

今ならアマゾンプライムで見られるので、ぜひ見てみてください!

アマプラの広告は、たまに値段の更新が間に合っていない場合もあるのでご注意ください!

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