台湾の台北世界貿易中心で開催されている、第19回漫画博覧会に行ってきました。
日本の夏のコミック系イベントと言えば、何と言ってもコミケが有名ですよね。
台湾で開催されている漫画博はアマチュアの方達が盛り上げるコミケとは異なり、企業のブース出展によるイベントです。
台湾角川や日本の出版社の台湾代理店が多数参加しています。
台湾では日本の漫画やアニメ、ゲームは相変わらず圧倒的な知名度と人気を博しています。
次に人気があるのがアメコミで、台湾産のコンテンツは余り見かけません。
最近は台湾のクリエイターを育成しようという動きも見られますが、まだまだ大きな市場にはなれていない印象です。
以前この記事で紹介した台湾の書店でも、日本の漫画の中国語翻訳本が大きなスペースを占めていました。
今回の漫画博覧会は同時に小さなゲームショーも開催されていて、同じチケットで両方の会場を見ることが可能です。
台湾第19回漫画博覧会の様子をレポート
ちなみに入口は会場の周囲に合計13か所もあります。
そこまで大きな会場ではありませんが、昨年の来場者が50万人を超えたイベントだそうです。
会場を歩いいていると、やはり目に付くのは日本のコンテンツ。
台湾でも人気のクレヨンしんちゃん、進撃の巨人、デスノート。
そして、最近やたら台湾の書店で推されているのを見かける伊藤潤二先生の作品。
同僚の台湾人の女の子が面白いと言っていたので、少しだけ見た夏目友人帳。
もう10年を超える長寿コンテンツだったんですね。
と、思ったら原作は2003年初出らしいので15年ですね…長く愛されている作品、すごいなぁ。
ワンピースも当然の様に作品単独でブースを持っていました。
台湾でもワンピースは大人気です。
日本以外で一番人気ある国なんじゃないかなって思ってしまうくらい本当にみんな大好き。
ちなみに台湾版のタイトル、以前は「海賊王」でしたが今は「航海王」に変更されています。
何か大人の事情があったのでしょう。
一番人気は台湾版「Fate Grand Order」ブース
そして、会場内で一際目立っていたのがスマホゲーム「Fate Grand Order」ブース。
大きなセットを組んで様々なイベントを開催していました。
私は遊んだことはありませんが、2018年上半期は578億円を売り上げたとか。
ソニーの連結決算発表時に名指しで増収要因と言われるだけあります。
台湾人コスプレイヤーさんと一緒に写真を撮れるコーナーも。
これ以外にも小さなブースでは色々なグッズが販売されていました。
コスプレ用?の武器屋があったり…
日本の切手が売られていたりと、お店のバリエーションも豊富です。
中には10万円近くこのイベントで使う人もいるとか!
海外でこれだけ日本のコンテンツが愛されているのは嬉しいですね。
最後に、会場の片隅にあったモンスターエナジーコーナーのお姉さん。
台湾に留学をしている皆さんも、積極的に現地でしか体験できないことに時間を使うのは良いことだと思います!
海外の歌手の曲を聴いたり海外ドラマで外国語を学ぶのは定番の手法ですが、セリフを覚えるくらい好きな漫画やアニメがあるなら、台湾版を見てみるのも勉強の息抜きに丁度いいと思います。
目いっぱい学習して、目いっぱい遊んで、台湾生活を楽しみましょう~!
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