中国文化大学の授業の進み方と新版実用視聴華語について

新版実用視聴華語について

こんにちは、まちゃです。
私は中国文化大学の華語中心(語学センター)に1年半通っていました。
途中、教務課のインターンとして働き日本人の新入生向けオリエンテーションで司会をつとめたり、たまに留学の悩み相談も受けていました。

今回は、中国文化大学の中国語グループレッスンについてご説明いたします。

もくじ

中国文化大学華語中心の中国語グループレッスンについて

中国文化大学の1学期は3か月です。
初日の授業は自己紹介とレクリエーションで終わることがほとんどです。

その後の教科書の進め方は教師によって若干の違いはありますが、概ね以下の流れで進みます。

  1. 各課の単語を学習
  2. 各課の文法を学習
  3. 本文を学習
  4. まとめ問題

この流れの中で、単語や文法の小テストが随時入ってきます。

そして1学期3か月の丁度真ん中くらいで中間テスト、学期の最後には期末テストがあります。

上のクラスに進級できるかは期末テストの比重が大きいですが、出席日数や宿題の提出率なども大切なので普段から真面目に授業に参加しましょう。

特に出席率が足りないと、どうあがいても進級できないので体調不良での欠席は何としても避けましょう。

また、単語や文法の予習は、絶対にしておいた方がいいです。授業の理解度が段違いです。

初めは緊張感を持って授業に臨んでいても、徐々に慣れてきてサボりだす人がいます。特に2学期目からは授業の流れも、どの位やれば上のクラスに進級できるかもわかって油断し始める人がいます。

そういう人の中国語は、確実に目に見えて周囲と差が開いていきます。

海外生活を始めて、友達もできて朝まで飲みたい、遊びたい。わかります。楽しいですよね。

でも、中国語を習得して、その先でやりたかった事を捨ててまで遊ぶ必要ありますか?

誰もあなたに勉強しなさいと言わない海外留学だからこそ、留学を決めた時の目的や志しを忘れないようにしましょう。

選択科目

初級クラスでは、1日3時間の授業全てが教科書の学習に使われます。

中級クラスからは、1日2時間が教科書の学習、1時間が選択科目になります。
選択科目は「読む」「書く」「聞く」「話す」の4種類のジャンルの中から選べます。

難しそうなのはイヤだからと得意な「読む」「書く」を選ぶ日本人もいますが、私は自分の苦手な分野を選択するのをおススメします。

選択科目は申し込み順の定員制なので、次の学期も文化大学で学習をすると決めたら早めに申し込みましょう。

ちなみに科目により難易度が段違いだったりするので、授業の内容について事前に情報を集めておくのも大切です。
もし、授業が始まってから本当に内容についていけないと感じた場合は他の科目に変更をすることも可能です。

同じジャンルでも各学期で内容が異なります。ですので2学期続けて同じジャンルを選択することも可能です。

稀に突出して難しいクラスが有り、比較的簡単なクラスに変更希望が殺到することがあります(笑)

その場合、移動先のクラスが満員になってしまい泣く泣く難しいクラスで継続せざるをえない事態も起こります。

ただ、担当の教師はそういう事情は全部察してくれるので心配は不要です。ちゃんと出席して、課題の提出物さえ出していれば選択科目での落第はそうそうありません。

この辺りは、生徒を落第させてしまうと次の学期も同じレベルの授業しか選べなくなるので、他の学校に移られてしまうリスクがある学校側の悩みどころも見え隠れしています(笑)

新版實用視聽華語(実用視聴華語)について

2018年現在、中国文化大学で使われている教科書は實用視聽華語と呼ばれるシリーズです。数回の改版を重ね現在は3RD EDITIONとなっています。

街中の書店でも購入が可能ですが、文化大学の事務所で購入すると数十元安く買えるので買うなら学校で買いましょう。

初級クラスでは1学期に1冊、中級クラスでは数学期に分けて1冊を学習します。

授業では、この教科書の他に作業簿と言われる教科書の内容に沿った自己学習用の本が宿題用に使わることが多いです。

発音表記「注音」と「拼音」

教科書の實用試聽華語vol.1ですが、これから始まる台湾留学生活にワクワクしている日本人の気持ちを初っ端から打ち砕いてくれます。
はじめの数ページを見てみると

ㄒㄧㄠˇㄍㄡˇㄦ
xiǎogǒur

!?

中国語と言えば、你好とか謝謝とか日本でも見慣れた漢字が使われている言語というイメージがあるのに、いきなり謎の言語が並んでいます。

この謎の文字の正体は、台湾の発音表記である「注音」と中国大陸で主に使われている発音表記の「拼音(ピンイン)」で書かれた「中国語」です。

さっぱり理解できないと思います、私もそうでした。

でも、心配はいりません。正直、注音の部分はスルーしても問題ありません!

ほとんどの日本人の中国語学習者にとって、注音による発音記号は覚える必要のないものです。

注音の方が発音を覚えやすいと台湾の友人達は言いますが、拼音表記で学習して問題はありません。

注音を覚えるメリットとしては、注音でパソコンやスマホの文字入力をしていると台湾人から珍しがられる、ウケがいい位なものです。

中国語の発音練習、初期の注意点は1つだけ

中国語の発音練習は大きな声で

どの教師でも、初級クラスのはじめの頃の授業は四声と言われる中国語の発音練習がメインです。
この時に注意することはただ1つ。

恥ずかしがらずに大きな声で!

これだけです。
正しく発音する自信がない、間違えている発音を聞かれるのが恥ずかしい、と思って小さな声で発音していたら中国語の上達は確実に遅れます。

全員初心者のクラスなのですから、クラスメイトもあなたの発音が上手くないのは当たり前だと思っています。

大きな声ではっきり発音した方が、先生もどこが間違っているか把握しやすいです。つまり、適切な指導が受けられてあなたの中国語の上達が早まります。

堂々と間違えて、指導に従い修正していけばOKです!

あなたの失敗でクラスの雰囲気を変えられる!?

中国語の発音のコツ

日本人は外国人に比べてシャイ、と言われます。しかし、やっぱり外国人だって皆の前で失敗はしたくないし、恥ずかしいと感じます。

あなたが大きな声で発音して派手に間違えれば、周囲も失敗していいんだとわかってクラスもより活発になります。

中学生や高校生の時、失敗しても笑顔で笑い飛ばす人気者はクラスにいませんでしたか?

せっかく海外に留学しているんですから、外国人のクラスメイトとも仲良くなって卒業後も関係が続く様な友達を世界中に増やしましょう!

文化大学の授業では少人数のグループに分かれて発表をすることも多いので、中国語学習の上でもクラスメイトとの関係は大切です。

私の経験ですが雰囲気が良いクラスの時は、一緒に宿題をやったり授業中も教えあったりと授業内容の理解度も高くなっていたように思えます。

「旅の恥はかき捨て」ではないですが、勇気を出して海外に来ているのですからクラスでも勇気を出して大きな声で発声しましょう。

新版実用視聴華語について

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