新版実用視聴華語vol.2第三課-文法と日本語訳

新版実用視聴華語vol.2第三課-文法

台湾の語学学校で使われている新版実用視聴華語vol.2第三課の文法について解説します。

もくじ

第三課で覚える文法の一覧

①疑問詞と「都/也」を使った、包括/排他の表現

疑問詞と「都/也」を使った「包括(全部/何でも/皆、など)」あるいは「排他(~すら/何も/誰も、など)」の表現です。

A.

他 什麽 都 知道。
彼は何でも知っている。

主語(S)+QW+主語(S)+都+動詞(V)の表現です。
QWはQuestion wordで疑問文を表します。

B.

他 什麽 都/也 不知道。
彼は何も知らない。

主語(S)+QW+主語(S)+都/也+Neg-Vの表現です。

Neg-Vには動詞の否定形が入ります。

1.誰都喜歡好東西。
良い物は誰もが好きです。

2.哪裡都有好人。
どこにでも良い人はいます。

3.他什麽時候都在家。
彼はどんな時でも家にいます。

4.你哪天去都行。
あなたは何日に行っても大丈夫です。

5.這個菜,怎麽做都好吃。
この野菜は、どう料理しても美味しいです。

6.誰都不喜歡考試。
テストは皆嫌いです。

7.昨天我哪裡也沒去。
昨日、私はどこにも行っていません。

8.那些房子,哪所都不便宜。
あれらの部屋は、どれも安くないです。

文章を包括、あるいは排他の表現に変更しましょう。
1.誰都喜歡錢。

2.哪裡都有中國飯館。

3.什麽書都不便宜。

4.他什麽都有。

5.他什麽時候都在學校。

6.那個小城裡,哪所都沒有書店。

②強い排他的表現

「少しも~ではない」「全く~ではない」などの強い排他表現を表す文法です。
「一+量詞+名詞(一本書/一個人など)or 一點」を①のBの文法の「都/也」の前に置きます。

I.

我 一 個 歌 都/也 不 會 唱。
私は一曲の歌すら歌えない。

主語(S)+一+量詞(M-)+名詞(N)+都/也+Neg-(AV)+動詞(V)という表現です。

1.昨天我很忙,一個字也沒寫。
昨日は忙しくて、一文字すら書いていません。

2.今天放假我一點事也沒有。
今日は休みで、やる事は一つもありません。

3.我最近沒什麽錢,一件新衣服也沒買。
私は最近お金がなくて、新しい服一着すら買っていません。

4.王先生他們都去旅行了,現在家裡一個人都沒有。
王さん達は皆旅行に行きました、今家の中には一人もいません。

5.去年我在德國住了兩個月,可是一句德國話都不會說。
去年私はドイツに二か月住みました、でもドイツ語は一言も話せません。

II.

中文 一 點 都/也 不 難。
中国語は少しも難しくない。

主語(S)+一點+都/也+Neg-+状態動詞(SV)という表現です。

1.我穿了很多衣服,一點都不冷。

私は沢山の服を着ています、少しも寒くありません。

2.我覺得這個電影一點也不好看。
私はこの映画は全然面白くないと思います。

3.我是八點鐘來的,一點也不晚。
私は八時に来ました、少しも遅くないです。

4.我昨天睡得很好,現在一點也不累。
私は昨日良く眠れました、今は少しも疲れがありません。

5.這所房子很新,只賣兩百萬,一點都不貴。
この部屋は新しいです。たったの二百万で売っています、少しも高くないです。

文章を強い排他の表現に変更しましょう。
1.我一塊錢也沒有。

2.他一句都不會寫中文字。

3.我們昨天一杯酒也沒喝。

4.我有很多時間,一點都不忙。

5.那個東西一點都不好吃。

③多と少の副詞的活用

特定の状態動詞(SV)は副詞として活用ができます。
「多」を副詞として活用すると「もっと/多く」の意味になり、「少」は「減らす/少なく」という意味になります。

多 吃 一點 菜。
もっと料理を食べます。

少 喝 一點 酒。
お酒を飲むのを減らします。

1.你應該多看書,少看電視。
あなたはもっと本を読んで、テレビを見るのを減らすべきです。

2.老師叫我們多説中文,少説英文。
先生は私たちに中国語を沢山話して、英語を話す量を減らさせました。

3.今天有很多朋友要來我家,我要多做一點菜。
今日は沢山の友人が私の家に来ます、私は多くの料理を作る必要があります。

4.我少買了一張票,我再去買一張。
チケットを一枚少なく買いました、また一枚買いに行きます。

5.做這個菜,得多放一點糖。
この料理を作るには、砂糖を多く使う必要があります。

多と少を使って、イラストの人々にアドバイスをしましょう。
1.少吃一點飯。

2.多喝一點水。

3.少看一點書。

4.少吃一點糖。

④跟,給,替,用と對の介詞的用法

教科書に書かれている「coverb」は介詞と訳されます。
動詞に起源を持つ前置詞などの説明がされています。
主に他の動詞とセットで使われますが、それ自体も単独で動詞として意味を持つ物がある前置詞の様なものです。

I.跟(~と、~から、~に)

1.他很喜歡跟孩子們玩。
彼は子供達と遊ぶのが好きです。

2.我不要跟她一塊兒去旅行。
私は彼女と一緒に旅行に行きたくありません。

3.他的英文是跟英國老師學的。
彼の英語はイギリス人の教師から学びました。

4.孩子常跟父母要錢買東西吃。
子供はよく父母に食べ物を買って食べるお金を要求します。

5.他跟老師說他明天又事,不能來上課。
彼は教師に明日は用事があるので授業に出られないと言いました。

II.給(~のために、~に)

1.父母給孩子買了很多書。
父母は子供に沢山の本を買いました。

2.我給你做了一件衣服,你試試看。
私はあなたに一着の服を作りました、試してみてください。

3.請你給我們介紹介紹台灣有名的地方。
私に台湾の有名な場所を紹介してください。

4.方太太很忙,可是每天給她先生做早飯。
方さんは忙しいです、けれど毎日夫に朝食を作っています。

5.他給我寫了一封信,説他想學書法。
彼は私に、書道を勉強したいという手紙を一通書きました。

III.替(~の替わりに)

1.你不能去,我替你去吧。
あなたが行けないなら、私があなたの替わりに行きましょう。

2.我不能替你寫功課,你得自己寫。
あなたの替わりに宿題はやれません、あなたが自分でやらなければいけません。

3.我不能跟你們去她家,請你替我問她好。
私はあなた達と彼女の家に行けません、私の替わりに彼女によろしくお伝えください。

4.我不會點菜,請你替我點。
私は料理を注文できません、私の替わりに注文をしてください。

5.明天我不能來,你能替我教書嗎?
沒問題。
明日、私は来れません。私の替わりに教えてくれませんか。
問題ありません。

IV.用(~を使って)

1.台灣人用筷子吃飯,美國人用刀叉吃飯。
台湾人は箸を使って食事をします、アメリカ人はナイフとフォークを使って食事をします。

2.我不會用毛筆寫字。
私は筆を使って字が書けません。

3.小孩子喜歡用湯匙吃飯。
小さな子供はスプーンで食事をするのが好きです。

4.我只學了三個月的中文,還不會用中文寫信。
私は三か月だけ中国語を勉強しました、まだ中国語で手紙を書くことはできません。

5.你用爸爸給你的那些錢買了什麽?
我買了很多書。
あなたは父親が渡したお金を使って何を買いましたか?
私は沢山の本を買いました。

V.對(~に)

1.因為我幫了她一個忙,所以她對我説謝謝。
私が彼女の手伝いをしたので、彼女は私にありがとうと言いました。

2.他剛剛沒對我説什麽。
彼はさっき私に何も言っていません。

3.不少台灣人對外國人很好。
少なくない台湾人が外国人に対して良くします。

4.那個賣水果的對我不太客氣,所以我什麽都沒買。
あの果物を売っている人は私に対して失礼です、ですので私は何も買っていません。

5.這本中文字典對我很有用。
この中国語辞書は私にとって有用です。

介詞を使って、文章を完成させましょう。

1.我跟張老師學中文。

2.他對你怎麽樣?

3.誰替你寫信?

4.她用筷子吃日本菜。

5.這本書對我們很容易。

6.媽媽給我們做了很多菜。

新版実用視聴華語vol.2第三課の文法は以上です。

新版実用視聴華語vol.2第三課-文法

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