こんにちはまちゃです。
先週末、平溪線の終点駅「菁桐」に行ってきました。
菁桐は映画「台北に舞う雪」の舞台になった町です。
この映画の雰囲気が好きで、いつか行ってみたいなと思っていました。
「台北に舞う雪」についてはこちらにも書いています。
10年以上前の映画ですが、台湾のローカル都市の風情をたっぷり感じられるラブストーリーで台湾好きな人には絶対おすすめです!
平溪線の終点駅「菁桐」はどんな町?
菁桐はのどかな風景の平渓線の終点で、かつては炭鉱があり栄えていた町です。
菁桐の名前の由来は、沢山の野生の菁桐(アオギリ)の樹が見られたことから来ています。
1987年に炭鉱が閉鎖された後は炭鉱業に従事していた人達が去り一度は寂れてしまいますが、古風な町並みが残る町として再び脚光を浴びています。
菁桐老街の様子。
レトロな雰囲気がいい味出しています。
駅を降りるとすぐ、かつての炭鉱採掘時代の建築物があり、当時の様子を残す小さな博物館もあります。
また菁桐駅では、電車が来ていない時に線路内に入って撮影をすることができます。
通行禁止の看板が有ることは有るのですが、駅員さんも全く注意していませんでした。
十分駅の辺りでも線路に入って天燈を上げていたので平渓線はokなのかな??
本数が少ないとは言え実際に電車が走っている線路ですので、撮影をする際は気を付けてくださいね!
現在の菁桐の名物と言えば、願い事を書いて吊るす「許願筒」です。
日本語訳が微妙に惜しい…。
菁桐老街の雑貨屋では30cm程の竹筒が売られていて、それに願い事を書いて周囲の木や壁に吊るすことができます。
あちこちに願いが込められた竹筒が掛けられた風景は、菁桐ならでは。
映画「台北に舞う雪」の中でヒロイン役の童瑶(トン・ヤオ)が竹筒に触りながら歩いて、カラカラ音が鳴るシーンがすごく印象的でした。
こんな高い所にも…どうやって掛けたんだろ??
が、古びた炭鉱設備のあたりに掛けられた色あせた竹筒は何ていうか、ちょっとホラー?
スティーブンキング的な日常に潜む非日常の入り口みたいな怖さをちょっぴり感じます。
私だけ?
菁桐老街はとても短く、また町自体も小さいので小1時間もあれば一回りできます。
コンビニはありませんが、カフェや食堂は数件あるので食事には困りません。
レトロな雰囲気のカフェ。
平渓線と言えば、天燈が有名ですね。菁桐の雑貨屋でも売られていて、天燈を上げることができます。
駅の近くにある菁桐の派出所は何と、天燈デザイン(笑)
中のぞいたら、ちゃんと天燈の中でお仕事をされていました。
ちなみに派出所の隣に観光案内所があります。
ここでは許願竹が老街の雑貨屋相場(50元)より10元安い40元で売られています。
10分ほど歩いて菁桐老街を抜けると、山間部の景色が見られます。
台北も公園は多いけど、やはり自然の中にいると癒されますね。
菁桐観光
菁桐駅を出ると左右に老街が続いています。
どちらもすぐに行き止まりというか、普通の道路に出てしまうので好きな方から見ていきましょう。
左側は情人橋という吊り橋にも続いています。
菁桐は小さな町なので、割と短い時間で見終わってしまいます。
遊びに行く時は、平渓線沿線の他の観光地「十分」や「猴硐貓村」もルートに入れると良いと思います。
朝早い時間から台北を出発できるなら、はじめに菁桐を見た後に平溪線を戻りながら沿線を観光して瑞芳駅に戻り、日が暮れた後の九份や基隆の夜市に行くのもおすすめ。
平溪線は乗り降りし放題の一日周遊券も売っています。
台北駅の切符券売機で菁桐までの切符を買うこともできますが、それだと周遊券にはならないので窓口で一日票を購入しましょう。
菁桐への行き方
菁桐へは各種公共の交通機関が出ています。
- 台鉄(台灣鐵路)で瑞芳駅まで行き平溪線に乗り換え→菁桐駅で下車(2時間程度)
- MRT木柵駅から台北客運の795号バスに乗車(1時間10分程度)
個人的には1の台鉄の往復、あるいは行きだけ2.のバスを使い帰りは台鉄で平溪線巡りをしながらが良いと思います。
理由は平溪線沿線は菁桐以外にもたくさんの観光地があることと、菁桐だけだと移動距離の割に見る場所が少なすぎるのでもったいないかなと。
このブログの別記事でも紹介している菁桐を舞台にした台湾の恋愛映画「台北に舞う雪」は映画自体も面白いですが、耳慣れた台湾訛りの中国語ばかりですので、台湾で中国語を学習しているorしていた方には特におすすめです。
菁桐に行くなら予習の意味でも絶対に見ておいて欲しい映画です。
上映時間は1時間43分とそこまで長くありません。amazonでサクッとレンタルできるので是非ご覧ください!
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